熊本県南阿蘇村の「阿蘇ファームランド」内にあるふれあい動物王国は、約35種類の動物たちと直接ふれあえる動物園です。カピバラやビーバーを撫でたり、野菜のエサをあげたりできるのが特徴で、大人だけでなく小さな子どもも楽しめます。
先日、妻と5歳の息子と3人で、車で行ってきました。滞在は1時間ほどでしたが、息子はビーバーへのエサやりが気に入ったようで、しゃがみこんだままなかなか動きませんでした。
この記事では、ふれあい動物王国の基本情報から、料金、エサやりの方法、実際にふれあえた動物、子連れで気をつけたい点まで、実際に行った様子をまじえて紹介します。
阿蘇観光や、南阿蘇へのドライブの途中に立ち寄れる場所を探している方、雨でも楽しめる子どもの遊び場を探している方は、ぜひ参考にしてください。
ふれあい動物王国ってどんな施設?基本情報とアクセス
施設概要と所在地
ふれあい動物王国は、熊本県阿蘇郡南阿蘇村にある「阿蘇ファームランド」の日帰りエリア(阿蘇元気の森)の中にある動物園です。
住所は〒869-1404 熊本県阿蘇郡南阿蘇村河陽5579-3。
公式サイトによると、園内には約35種類の動物がいて、そのうち多くが「ふれあいOK」「エサやりOK」となっています。単に見るだけの動物園ではなく、触れること・エサをあげることが前提でつくられているのが、ここの特徴です。


営業時間と受付終了時間
現地の看板には、こう書かれていました。
| 時刻 | |
|---|---|
| OPEN | 10:00〜 |
| 室内(indoor) | 16:00まで |
| 室外(outdoor) | 17:00まで |
| 受付終了(Reception Closed) | 16:30まで |

注意したいのは、室内と室外で終了時刻が1時間違うことです。カピバラやマーラなど、屋内でふれあえる動物は16:00で終わってしまいます。私たちが着いたのは13時半すぎでしたが、屋内をゆっくり見たい方は、早めの時間に行ったほうがよさそうです。
なお、阿蘇ファームランドは年中無休とのことですが、季節や状況によって営業時間が変更になる場合があるようです。お出かけ前に公式サイトで最新情報をご確認ください。
交通アクセスと駐車場
公式サイトによると、車でのアクセスは以下のとおりです。
- 熊本ICから約40分(国道57号線を阿蘇方面へ、下野交差点を右折して約2km)
- 阿蘇くまもと空港から約40分
公共交通機関の場合は、JR豊肥本線の「赤水駅」からタクシーで約7分、「立野駅」からタクシーで約12分。熊本駅からバス(阿蘇山上ターミナル線)も出ていますが、1日1往復・要予約・冬期運休とのことなので、実質的には車が前提の場所だと思っておいたほうがいいでしょう。
駐車場は無料です。「宿泊者専用」と「日帰り専用」の2種類があり、合計2,500台。ふれあい動物王国は日帰りエリアなので、奥の左側にある日帰り専用駐車場に停めます。
私たちも車で行きましたが、駐車場から入場棟までは歩いてすぐでした。

料金はいくら?WEBチケットなら10%オフ
入園料
| 区分 | 料金 |
|---|---|
| 中学生以上 | 900円 |
| 3歳以上 | 600円 |
うちは大人2人+5歳の息子1人なので、900円×2+600円で2,400円でした。
阿蘇ファームランドの日帰りエリア(阿蘇元気の森)自体は入園無料で、施設ごとに料金がかかる仕組みです。ふれあい動物王国だけ利用することもできます。
WEBチケットなら10%オフ
公式サイトによると、WEBチケットサービスで事前購入すると、いつでも10%オフになるそうです(要会員登録)。スマホに届くチケットを入場口に見せるだけで入れるので、券売機に並ぶ必要もありません。
私たちは現地で購入しましたが、事前にわかっていればWEBで買っておけばよかったと思いました。3人分だと240円ほど変わってきます。行くことが決まっているなら、先に買っておくのがよさそうです。
エサ代は別途
入園料とは別に、動物にあげるエサ代がかかります。現地の売り場には、2種類ありました。
| 料金 | |
|---|---|
| 小さいカップ | 300円 |
| 大きいカップ | 800円 |



カップの中身はニンジンとキャベツで、300円のカップでもそれなりの量が入っています。うちは息子ひとりで使うぶんだったので300円で足りましたが、家族でしっかりあげたいなら800円のほうがよさそうです。
エサやりのルール/どの動物にあげられるかは掲示で確認できる
エサの販売コーナーには、野菜をあげられる動物の一覧が絵つきで掲示されていました。

書かれていたのは12種類です。
ヤギ/ヒツジ/カピバラ/ビーバー/マーラ/ウサギ/チンチラ/モルモット/パンダマウス/リスザル/クロキツネザル/プレーリードッグ
この掲示があるおかげで、子どもにも「この子にはあげていいよ」と説明しやすかったです。逆に、ここに載っていない動物にはあげられません。
公式サイトによると、ヘビ・トリ・ブタ・カメはエサやりができないとのこと。またヘビ・トリ・パンダマウス・アカハナグマ・サル・ミーアキャット・プレーリードッグ・ブタは、ふれあいができないそうです。
【体験】5歳の息子と行ってきました
到着したのは午後1時半すぎ。曇り空で、少し肌寒い日でした。
屋内のふれあいエリアに入ると、いきなり動物が足元を歩いています。柵の中にいるのではなく、同じ空間にいるので、息子も最初は驚いていました。


マーラを撫でる
最初にふれあったのはマーラでした。ウサギとシカを足したような姿の動物で、南米に住むげっ歯類の仲間です。公式サイトの紹介文には「いつものんびりマーラの集団。たくさんいます」とありましたが、まさにそのとおり。あちこちで寝そべっています。

動かずにじっとしているので、小さい子でも撫でやすいです。息子もそっと背中に手を置いて、しばらく撫でていました。
カピバラの大きさに驚く
続いてカピバラ。公式サイトによると、新しく仲間入りした一家だそうです。

間近で見るとかなり大きいです。5歳の息子と並ぶと、体の幅は息子とそう変わりません。それでも動じることなくじっとしているので、息子は頭のあたりをずっと撫でていました。
ビーバーへのエサやりが、いちばん盛り上がりました
屋外に出ると、ビーバーがいました。
公式サイトによると、ここは「ムムちゃん一家」でおなじみで、リピーターの間では「阿蘇ファームランドはビーバーの聖地」と呼ばれることもあるそうです。


ビーバーを間近で見られる動物園は、そう多くないと思います。茶色い毛におおわれた丸い体で、想像していたよりずっと大きく、どっしりしていました。
ここで買っておいたエサの出番です。柵の隙間からキャベツを差し出すと、ゆっくり近づいてきて、前足で受け取って食べはじめました。




息子はここでしゃがみこんだまま、なかなか動きませんでした。エサがなくなっても、しばらく座って眺めていました。
写真の時刻を見返すと、この場所だけで7分いました。1時間の滞在のうち7分ですから、よほど気に入ったのだと思います。
ヤギ・ヒツジのエリアは屋外にあります
屋外にはヤギとヒツジのエリアもありました。


ヤギは、エサを持っているとかなり積極的に寄ってきます。公式サイトのヒツジの紹介にも「エサがあるところに寄ってきます」とありましたが、実際そのとおりでした。小さいお子さんだと少し驚くかもしれません。
ビーバーやカピバラが「じっとしている動物」なのに対して、ヤギ・ヒツジは「向かってくる動物」です。同じエサやりでも感じが違うので、両方体験しておくとおもしろいと思います。
子連れで気をつけたいこと
公式サイトに掲示されている注意事項のうち、子ども連れで特に意識しておきたいものをまとめます。
- 園内では走らない
- 物を投げない
- 動物を追いかけない
- 動物を抱っこしない(撫でることはできますが、抱っこはできません)
- 販売しているエサ以外は与えない
- 大きな声や音を立てるなど、動物をびっくりさせる行動はしない
「抱っこはできない」は、行く前に子どもに伝えておいたほうがいいかもしれません。うちの息子も撫でているうちに持ち上げようとしたので、その場で説明することになりました。
そのほか、実際に行って感じた点を挙げておきます。
- 室内は16:00まで。屋外より1時間早く終わります
- エサは先に買っておくとスムーズ。販売コーナーは屋内にあります
- 靴は汚れてもいいものを。屋外は砂利と土の場所があります
- 鳥や豚は、家畜伝染病の状況により展示が停止になることがあるとのこと。また動物たちの体調によって、展示やふれあいを中止している場合もあるようです
阿蘇ファームランドには、ほかにも施設があります
ふれあい動物王国は、阿蘇ファームランドの中の施設のひとつです。日帰りエリアには、ほかにもこういった施設があります。
| 施設 | 大人(中学生以上) | 子ども(小学生) |
|---|---|---|
| 元気の森 | 2,200円 | 1,100円 |
| 元気チャレンジ館 | 1,350円 | 1,100円 |
| 幼児チャレンジ館(生後6ヶ月〜6歳) | 900円(18歳以上) | 1,650円(1歳以上) |
| おもしろ水族感アクア | 660円 | 440円 |
| おもしろ釣りランド(20分・貸し竿付) | 770円 | — |
未就学のお子さん連れなら「幼児チャレンジ館」が近いところにあります。うちも次に行くときは、動物王国とセットで回ろうと思っています。
日帰り特別セット券もあるようなので、複数の施設を回るなら調べておくとよさそうです。

買い物なら、入場棟のすぐ隣に「阿蘇ミルクファーム」があります(9:00〜17:00)。
まとめ
阿蘇ファームランドの「ふれあい動物王国」は、約35種類の動物と直接ふれあえる動物園です。入園料は中学生以上900円、3歳以上600円。エサは別途300円か800円で、ニンジンとキャベツが入っています。10:00開園で、室内は16:00、室外は17:00まで、受付終了は16:30です。
見るだけでなく触れる・エサをあげることが前提の施設なので、小さいお子さんでも「動物園に来た」という実感が持ちやすいと思います。カピバラやマーラのようにじっとしている動物と、ヤギのように寄ってくる動物の両方がいるのも、飽きずに回れる理由かもしれません。
うちの5歳の息子は、ビーバーへのエサやりがよほど楽しかったようで、その場から動かなくなりました。ビーバーにエサをあげられる場所は、なかなかありません。南阿蘇まで足を運ぶ価値のある体験だと思います。
駐車場は無料、車で熊本ICから約40分。阿蘇観光やドライブの立ち寄り先として、ぜひ一度足を運んでみてください。


