長崎バイオパークは、長崎県西海市にある動物園・植物園です。檻や柵で仕切らず、動物が暮らす環境の中に人が入っていく「生態展示」という方式をとっていて、カピバラやマーラ、フラミンゴにすぐ近くまで寄ることができます。
私たちが行ったのは2026年8月14日、お盆の里帰り中のことでした。妻の実家が長崎にあるので、長崎市内の実家から車で、妻と息子との家族3人で出かけました。この日いちばん盛り上がったのは、意外にも動物ではなく昆虫館です。生きたカブトムシに直接さわれるコーナーがあって、6歳の息子は38分間そこから動きませんでした。
この記事では、実際に回った順番に沿って、料金、昆虫館の中身、会えた動物、体験イベント、所要時間を紹介します。カブトムシやクワガタが好きなお子さんがいる方には、夏休みのうちに一度行ってみてほしい場所です。ぜひ参考にしてください。

アクセスと駐車場。無料シャトルバスは予約が必要です
長崎バイオパークがあるのは、長崎県西海市西彼町。大村湾に面した丘陵地にあります。
公式サイトによると、営業時間は10時から17時まで。入場の締め切りは16時です。券売機と窓口の営業時間も、同じく10時から17時(入場締切16時)と掲示されていました。
私たちは車で行きました。園の前に駐車場があり、掲示には「駐車場ご利用時間 9:00-17:30」とあります。じゃらんnetには「西九州道佐世保大塔ICより40分」、ながさき旅ネットには「西海橋から車で約20分」と紹介されています。

公共交通で行く場合は、無料のシャトルバスがあるようです。園内の掲示には、ハウステンボス経由ホテルローレライ行きとして、11時45分、13時45分、16時45分の3便が出ていました。ただし事前予約が必要と書かれています。お出かけ前に公式サイトか電話でご確認ください。

入園料金と割引。大人2,100円、PAWとの共通券は2,600円
チケット売り場の料金表は、こうなっていました。すべて税込です。
| 区分 | バイオパーク | バイオ・PAW共通券 |
|---|---|---|
| 大人 | 2,100円 | 2,600円 |
| シニア(60才以上) | 1,500円 | 2,000円 |
| 中高生 | 1,500円 | 2,000円 |
| 小人(3才〜小学生) | 1,100円 | 1,600円 |

このほか、年間パスポートが大人8,000円、小人4,000円。PAW(ペットアニマルワールド)だけを利用する場合は、700円で1時間です。PAWの券は、パウの入口で買う決まりになっています。

PAWは、園の外にある全天候型のふれあい施設です。ヤギやウサギ、モルモット、ネコなどがいて、雨の日でも遊べます。私たちは共通券にしました。結果的にこれは正解で、夕方にPAWでたっぷり遊べました。
料金表の下には、注意書きも並んでいます。「シニア割引及び中高生の方は身分証明書のご提示をお願い致します」「障碍者手帳又はミライロIDのご提示で半額割引となります(シニア割引は除きます)」とありました。割引を使う方は券売機ではなく窓口へ、とも書かれています。
この日の主役は、昆虫館の「世界のカブト・クワガタ展」
園内を1時間ほど歩いて、マーラにエサをあげたり、フラミンゴを間近で見たりしたあと、12時すぎに昆虫館に着きました。ここからが長かった。


のぼりには「世界のカブト・クワガタ展」「所蔵コレクションからたくさんの標本も展示」とも書かれています。公式サイトによると、開催期間は2026年4月25日から8月31日まで。生体35種類50点、標本850種約2,000点を公開、とあります。入園料のほかに料金がかかるという掲示は見当たりませんでした。
世界のカブトムシが、生きたまま並んでいます
館内に入ると、木の壁にガラスケースがはめ込まれていて、その上に解説パネルが並んでいます。1つずつ、名前と分布が書いてありました。

ヘルクレスオオカブトの解説には、こうあります。「メキシコ南部から中南米にわたって分布する世界最大のカブトです。その堂々とした角や、重量感のある体で日本でも、最も人気のある昆虫といえます。外翅は乾燥してくると黄色になりますが、水分を十分に摂っていると黒色になります」。

隣のネプチューンオオカブトは「ヘルクレスオオカブトに次ぐ世界最大級のカブト」だそうです。


コーカサスオオカブトの解説も面白い。「アジア最大のカブトで、オスの最大は全長13cmにもなります。闘争心が強く、同種だけでなく他種昆虫にも攻撃するなど気性の激しさが特徴です」。13センチというと、大人の手のひらからはみ出す大きさです。


息子がいちばん長く見ていたのは、ニジイロクワガタでした。パネルには「体色はメタリックグリーンを基調に虹色がかった金属光沢を持っていて、『世界一美しいクワガタムシ』として有名です」とあります。実物は、たしかに図鑑の写真より光っていました。


標本は850種、約2,000点
生きた展示だけでなく、標本の部屋もあります。


パネルには「ヘルクレスオオカブトムシは、中米から南米にかけて12亜種(研究者によっては9〜13亜種にする場合があります)に分けられています」と書かれていました。
カブトムシ タッチングコーナーで、生きたカブトムシにさわれます
昆虫館の奥に、ガラス扉で仕切られた部屋があります。ここがカブトムシ タッチングコーナーです。

扉の掲示には、こう書かれていました。
- 「カブトムシ タッチングコーナー」「10:00〜16:00」
- 「※ 昆虫には、やさしくふれてください。」
- 「昆虫同士でケンカさせないでください。」
- 「アトラスカブトは、頭と背中の間ではさむので気をつけてね!」

中の壁には、カブトムシのイラストに赤い丸と矢印を付けた紙が貼ってあります。「アトラスオオカブトは首のところではさむことがあるよ!」「さわるときはココに注意してね!」。絵で示してくれているので、子どもにも伝わります。
部屋の中は、腐葉土と朽木が敷かれた囲いになっていて、そこにカブトムシが放してあります。ガラス越しではありません。手を伸ばせば、直接さわれます。




6歳の息子は、38分ここから動きませんでした
写真の時刻を見返すと、昆虫館に入ったのが12時14分、最後に出たのが12時52分でした。38分間、ずっとこの中にいたことになります。
最後は、腕にカブトムシとクワガタを2匹乗せて、こちらを見ていました。

正直に言うと、私は昆虫館を通過点だと思っていました。動物のエサやりが目当てで来たので、虫は「ついでに見る場所」くらいの位置づけだったのです。その見立ては完全に外れました。カピバラよりも、キリンよりも、この部屋にいた時間がいちばん長かったのですから(笑)。
昆虫が好きなお子さんなら、ここだけで十分に元が取れると思います。時間配分に余裕を持って行くことをおすすめします。
会えた動物たち
長崎バイオパークの特徴は、動物との距離です。順に紹介します。
カピバラ — 柵はありません。向こうから寄ってきます
この園でいちばん有名なのがカピバラです。池のまわりが放し飼いになっていて、笹を持って近づくと、向こうから寄ってきます。





フラミンゴ — 手のひらからエサをあげられます
通路をフラミンゴが歩いています。こちらも柵がありません。



アメリカビーバー
解説看板に「アメリカビーバー / Castor canadensis」とありました。池を泳ぐ姿と、岩の上で野菜を食べる姿が見られます。


アミメキリン
キリンの展示場には、大きな解説看板が立っていました。「アミメキリン」という種名が書かれています。



エサやりの時間は11時45分。私たちは間に合いませんでした。次は時間を合わせて行きたいところです。
ブラジルバク

ミーアキャット
砂地の展示場に、立ち上がって見張っている個体がいます。子どもがいちばん「動物園らしい」と喜んだのがここでした。


スナネコ
館内のバナーに個体の紹介があり、「愛称:ハディーヤ 性別:メス 生年月日:2020年7月9日 那須どうぶつ王国生まれ」と書かれていました。「部屋に戻る時間は 16:30」という掲示もあったので、夕方に行く方はご注意ください。

ハナグマ、アライグマ


カバ
15時30分から「カバのスイカまるごとタイム」があります。私たちが通りかかったときは、飼育員さんがちょうどエサを運んできたところでした。

クロキツネザル
森の中の通路が、そのまま放し飼いのエリアになっています。足元を歩いていきます。


ナマケモノ、インコ、エミュー、ラマ
フラワードームという温室の中に、ナマケモノがいます。入口の扉には「ナマケモノ 確実にPAWで見れるよ」という手書きのポスターが貼ってありました。







体験イベントは、この日3つに参加しました
長崎バイオパークは、見るだけの動物園ではありません。有料の体験がいくつも用意されています。
入園ゲートの先に「きょうのイベント INFORMATION」という大きな案内板があり、その日のスケジュールが全部書かれています。まずここを見て、回る順番を決めるとよさそうです。

この日の掲示は、こうなっていました。
- 10:30-15:30 ザリガニ釣り体験(参加料300円、制限時間20分)/アンデス広場
- 10:30 キツネザルのごはんタイム/キツネザル展示場
- 11:00 動物たちのごはんタイム コツメカワウソ/カワウソ展示場
- 11:45 動物たちのごはんタイム キリン/キリン展示場
- 13:30 カピバラのスイカタイム/カピバラの池
- 15:30 動物たちのごはんタイム アメリカビーバー/ビーバー展示場
- 15:30 カバのスイカまるごとタイム/カバの池
案内板には「これらのイベントは、天候や動物の状態その他の理由により、予告無く中止または変更する場合があります」とも書かれています。当日その場でご確認ください。
ザリガニ釣り体験(300円・20分)


看板にコツが書いてありました。「えさは池の底まで入れるべし ザリガニは歩いているんだよ」「あみは入れるべからず ザリガニがびっくりして遠くに行ってしまうよ」「じっと待つべし えさが動くと食べれないよ」。
この「じっと待つべし」が、6歳にはいちばん難しかったようです。


化石発掘体験(1,500円)

料金表には「●自分で発掘:1500円(税込)」とありました。ケース入りの標本を選んで買うこともできるようで、こちらは1個250円(税込)と掲示されています。

テントの下で、石を金づちとタガネで割って化石を探します。出てきたら、ブラシとピンセットで削り出す作業です。


手を動かす時間が長いので、じっくり取り組みたい子には向いていると思います。最後にBIO PARKのロゴが入った鑑定書がもらえました。
動物へのエサやりは100円から
エサやりは、園内のあちこちにあります。無人の販売スタンドに料金箱があって、そこにお金を入れてカプセルを取る方式です。

マーラのエリアでは「野菜のお金 ¥300」「笹のお金 ¥100」と書かれていました。あげ方の掲示もあります。「手のひらであげよう! マーラも食べやすいよ!」「つまんでたべると かまれちゃうかも」。この一言があるだけで、子どもに説明しやすくなります。


フラミンゴのエリアには「おためし100円カプセル」「300円カプセル」の2種類がありました。アライグマは「100えん」。動物ごとに金額が違うので、小銭を多めに用意しておくとスムーズです。
ターザンロープ
芝生の広場に、無料で遊べるターザンロープがありました。動物を見疲れたころに、ちょうどよかったです。

ランチは園内のレストラン ケーナで
昼食は、園内の「レストラン ケーナ」でとりました。12時53分に入って、13時5分ごろに出ています。

黄色いメニュー看板には「トルコランチ」「カピコロランチ」「ビーバーのかじり木ごぼう天うどん」といった名前が並んでいました。動物の名前をつけたメニューがあるのが面白いところです。
園の入口近くには「麺と丼の店 キッチン ニーナ」もあり、うどんが780円から890円、らあめん850円、丼が1,180円から1,280円、蜂の家カレー930円という掲示でした。ソフトクリームやアイスが500円、ドリンクが350円です。
なお、入園ゲートの掲示に「園外で購入された飲食物、飲料、ドリンク類のお持込みはお断りいたします」とありました。お弁当の持ち込みはできないようですので、食事は園内でとる前提で計画してください。
雨の日も遊べるPAW。夕方に行くのがよさそうです
15時49分に園を出て、PAW(ペットアニマルワールド)へ移動しました。園外にある別棟です。

営業は10時30分から17時まで、最終入館は16時と掲示されていました。館内には「ふれあい早見表」「とりーず早見表」という一覧があり、その日にふれあえる動物と個体名が書かれています。





ひとつ、はっきりした注意書きがありました。ネコの部屋の掲示です。「首輪・バンダナつきネコに注意!! かみます!さわらないでね!」。さわってよい子とそうでない子が、首輪で見分けられるようになっています。


外を歩き回ったあとの、屋根の下での1時間。この順番はちょうどよかったと思います。
お土産とグッズ。カピバラのぬいぐるみが山積みです
帰りに売店をのぞきました。


店内の中央に、カピバラのぬいぐるみを山積みにしたワゴンがあります。壁側はキーホルダーとマスコット。息子が離れなかったのは、こちらの棚でした。


昆虫館を見たあとだけに、カブトムシとクワガタのフィギュアには反応が違いました。「立体図鑑」というシリーズで、値札は3,520円と4,180円です。



お菓子は長崎らしいものが揃っています。ちゃんぽん煎餅810円、塩えび煎餅810円、九十九島せんぺいが756円から1,620円、長崎レトロカマンベールチーズケーキ1,026円、皿うどんチョコレート756円、長崎カステラぷりんが4個入1,200円・2個入600円でした。


冷蔵ケースには、ご当地サイダーが並びます。ばんざいサイダー260円、雲仙レモネード260円、インカコーラ280円、neoジンジャーエール205円。

知っておきたい注意点
行ってみて気づいたことを、いくつか挙げておきます。
坂道が多く、園内は広いです。 「トトーラの坂道」のように名前が付いた坂もあり、ベビーカーだと大変な区間があります。歩きやすい靴をおすすめします。
エサやりの小銭が必要です。 100円、300円と、動物ごとに金額が決まっています。両替の手間を考えると、100円玉を多めに持っていくと安心です。
夏は暑いです。 この日は8月14日。日陰の少ない区間があり、屋内展示で休みながら進みました。昆虫館やフラワードーム、PAWといった屋内施設を、休憩地点として組み込むとよさそうです。
動物が部屋に戻る時間があります。 スナネコは16時30分、園内の掲示にも16時30分以降の収容についての注意がありました。夕方に着くと、会えない動物が出てきます。
飲食物の持ち込みはできません。 前述のとおり、園外で買ったものは持ち込めない掲示になっています。
所要時間は、体験を3つ入れて5時間15分でした
11時34分に入園して、園を出たのが16時49分。5時間15分でした。
動物を見て回るだけなら、もっと短く済みます。体験を入れるとここまで延びる、と考えておくとよさそうです。とくに昆虫館で38分使ったのは想定外でした。10時の開園に合わせて行けば、もう少し余裕を持てたと思います。次はそうします。
まとめ
長崎バイオパークは、長崎県西海市にある動物園・植物園です。入園料は大人2,100円、小人1,100円。檻ごしではなく動物のいる場所に入っていける造りで、カピバラやフラミンゴには手が届く距離まで近づけます。エサやりやザリガニ釣り、化石発掘といった体験も園内に用意されています。
我が家は、お盆の里帰り中に家族3人で行きました。目当ては動物でしたが、6歳の息子がいちばん夢中になったのは昆虫館です。生きたカブトムシに直接さわれるタッチングコーナーで、38分間動きませんでした。腕にカブトムシを乗せて振り返った顔は、この日いちばんの表情でした。
カブトムシやクワガタが好きなお子さんがいるご家庭には、とくにおすすめできる場所です。「世界のカブト・クワガタ展」は2026年8月31日までの開催と公式サイトに出ていますので、気になる方は、夏のうちにぜひ足を運んでみてください。
カピバラやビーバーへのエサやりなら、熊本の阿蘇ファームランド「ふれあい動物王国」も同じように楽しめました。こちらの記事もぜひご覧ください。

参考
- 長崎バイオパーク公式サイト https://www.biopark.co.jp/
- 世界のカブト・クワガタ展(公式) https://www.biopark.co.jp/ent/events/article/20260317_002566.html
- ながさき旅ネット https://www.nagasaki-tabinet.com/guide/431
※料金・営業時間・イベントの内容は、2026年8月14日時点で園内に掲示されていたものです。変更される場合がありますので、お出かけ前に公式サイトで最新情報をご確認ください。

