
福岡市西区小戸にある「NOBOLT(ノボルト)」は、スポーツとエンターテインメントを融合させた国内最大級の屋内型スポーツ・アスレチック施設。雨の日でも子供と一緒に大人も楽しめる福岡の人気スポットです。
息子が4歳のときに初めて連れていきましたが、その楽しさに家族全員、すっかりはまってしまいました。これまで5回ほど訪問していますが、5歳になった息子は毎回「楽しい!また行きたい!」と言ってます。
この記事では、「ノボルト」の基本情報から、気になる料金プラン、アトラクションの紹介、そして実際に利用した方の声なども参考にしながら、混雑状況や楽しむためのポイントをレビューします。
ノボルトってどんな施設?基本情報とアクセス

施設概要と所在地
ノボルトは、福岡県福岡市西区小戸2-10-76に位置しています。マリノアシティ福岡の敷地内にオープンしましたが、マリノアシティ閉鎖後も2024年8月19日以降、ノボルトは引き続き営業を続けています。施設面積は約4,000㎡、高さは約20mもあり、国内最大クラスの規模を誇るため、開放感あふれる空間で運動が可能です。
営業時間と定休日
営業時間は、曜日や時期によって異なります。
- 平日: 11:00 ~ 20:00(最終入場18:00)
- 土日祝: 9:00 ~ 20:00(最終入場18:00)
定休日は不定休とされていますので、お出かけ前には公式ホームページや公式SNSで最新情報をご確認ください。
交通アクセスと駐車場
- 公共交通機関: JR「姪浜駅」からバスを利用して約15分。
- お車での利用: 福岡都市高速の百道ランプ、姪浜ランプ、福重ランプが最寄りです。駐車場は、旧マリノアシティの第4駐車場(道路を挟んだ向かい側でかなり広い駐車場)を利用できます。ノボルト利用者は、受付で駐車券を提示することで最大4時間無料になるサービスがあります。
料金はいくら?お得な利用方法と注意点

ノボルトには、大人から子供まで楽しめるよう、様々な利用プランが用意されています。
プラン名 | 対象者 | 平日120分(税込) | 土日祝・ハイシーズン120分(税込) |
---|---|---|---|
NOBOLTメインプラン | 身長110cm以上/体重20kg以上 | 3,000円 | 3,000円 |
学割プラン | 3歳~大学生の学生 | 2,000円 | 2,500円 |
キッズプラン | 3歳以上で身長110cm未満、または体重20kg未満の方 | 1,000円 | 1,500円 |
付き添いプラン | キッズプラン利用のお子様と遊ぶ大人 | 1,200円 | 1,700円 |
見学プラン | 遊具を利用せず入場する方 | 700円 | 700円 |
※上記の料金は120分プランのものです。時間をたっぷり使いたい方向けに180分(3時間)プランもあり、NOBOLTメインプラン(大人)は4,000円となります。ウェブ予約を利用すると、お得に利用できる場合があるようです。
初回利用時の追加料金
- 初回登録料・専用ソックス代: 初めて利用される方は、専用ソックス代を含む登録料として400円が別途必要になります。2回目以降は専用ソックスを持参すれば不要ですが、忘れた場合は再度購入することになります。サイズは、S:17cm~20cm/M:21cm~24cm/L:25cm~28cmから選べます。
- バードグライダー: このアトラクションのみ、利用プランに含まれていません。別途、平日700円、土日祝900円の追加料金が必要です。
延長と0〜2歳のお子様の利用について
- 時間延長: 当日空きがある場合、受付で1時間ごとの延長購入が可能です。
- 0〜2歳のお子様: 入場料、登録料はかかりませんが、ベビーアイランドやボールプールのみのご利用となります。保護者の方は「見学プラン」など何らかのプランでの入場が必要です。
初めてのノボルト訪問は4歳。5歳の今も楽しんでます。

うちの子を初めてノボルトに連れて行ったのは4歳のときでした。もう5回ほど連れて行ってますが、成長とともに遊び方も変わってくるので、親としては子供の成長を感じることができて、それも楽しみのひとつです。
2回目以降は専用ソックス代(400円)は不要。ですが、いつも忘れてしまいます(笑)

ノボルトでは、初回はすべりどめのついた専用ソックス(400円)の購入が必要ですが、2回目以降は持参すれば購入する必要はありません。
ただ、うちの家族は忘れることが多く、その都度購入してしまうことになりがちで、気がつけばノボルトのソックスを3足も持っています(笑)
なお、写真右側に写ってますが、入場する際は、スタッフの方からリストバンドを渡され、それを手首につけて入場します。
無料のレンタルシューズ

ノボルトでは、ご自身の外履きの運動靴のままでも遊ぶことが可能ですが、運動しにくい靴で来場した場合も、無料でシューズを借りることができます。
ただし、レンタルシューズは数に限りがあるため、貸し出せない場合もあるようです。このため、ご自身の外履き(運動シューズ)を持参し、用意することが推奨されています。
サイズは20~28cmが用意されています。
荷物を預けられる男女別のロッカールーム(更衣室)

また、荷物を預けられる男女別のロッカールーム(更衣室)があり、店舗利用者は無料のダイヤル式ロッカーを利用できます(カフェのみの利用では不可)。
アトラクションの魅力/4歳、5歳のキッズでも楽しめる
ノボルトは、高さ約20メートルの空間にロープアスレチック、トランポリン、ボルダリングなどの多彩なエリアが設けられており、「日本最大級の屋内アスレチック」とも呼ばれています。
高所系・クライミング系アトラクション

スリルと達成感を求める方に人気なのが、ハーネスを装着して挑戦する高所アトラクションです。
ロープマウンテン

室内で4階層の高さからなる、44種類のコースがあるアスレチックです。命綱を付けて安全に楽しめる設計ですが、高所での挑戦は緊張感と同時にクリアした時の喜びを感じさせてくれるでしょう。体重は120kgまで利用可能です。
スピードクライミング/バラエティウォール


壁を登るクライミング系も充実しています。スピードクライミングは頂上のボタンを目指してタイムを競い、バラエティウォールでは様々な形状の壁を攻略します。難易度が分かれているため、未経験者も挑戦しやすいでしょう。
バードグライダー


13メートルの高さ(約4階の高さ)から滑空します。回転しながら滑り降りるそのスリルは、空中を飛び回っているかのような感覚を味わえるかもしれません。このアトラクションのみ、利用プランに含まれていないので、別途、平日700円、土日祝900円の追加料金が必要です。
ボルダリング

ノボルトの「ボルダリング」は、ハーネスを使わずに挑戦できるクライミングアトラクションです。ノボルトでは、このボルダリングを含め、「リード」「スピード」といったスポーツクライミングの全3種目を体験することができます。傾斜のある壁も用意されており、練習を通じて上達を目指すことが可能です。また、ボルダリング教室も開催されています。小学生も多く挑戦しているエリアです。
デジタルと融合したスポーツゾーン
ノボルトでは、スポーツとエンターテイメントが融合したデジタルアトラクションも楽しめます。
- C-sports(サイバースポーツ)ゾーン: タイトーデジタルスポーツ、ワンダーウォール、iWALLなど、デジタル技術を用いたゲーム感覚で楽しめるアトラクションが揃っています。
- スポーツアクションゾーン: 3人卓球ピンポンポン、ターゲットボール、ストリートバスケなど、軽快に遊べるスポーツゲームもあります。
低年齢のお子様が楽しめるエリア
キッズプランで利用できる遊具は「アスレチックメイズ」「トランポゾーン」「ノボレース」など多少限定はされますが、それでも利用できるアトラクションはけっこうあるので、1日じゅうぶん遊べます。

0~2歳のお子様は、ベビーアイランドやボールプールが利用可能です。
利用制限に関する注意点
多くのアトラクションは、安全上の理由から身長110cm以上、体重20kg以上の制限が設けられています。この制限に満たないお子様はキッズプランとなり、ハーネスやヘルメットを使用する高所アトラクションやボルダリングは利用できませんので、ご注意ください。
キッズプラン(3歳以上で身長110cm未満、または体重20kg未満)でも遊べるアトラクション
うちの息子は5歳ですが、体重20kg未満なのでキッズプランで遊んでいます。ここではキッズプランで遊べるアトラクションを紹介します。
ノボレース

我が家では、ノボルトに入場して最初に遊ぶのが「ノボレース」です。受付から入場してすぐの場所に配置されています。障害物をよじ登ったり、滑り降りたり、転がったりしながら2人で競争できるアトラクションなので、妻と息子が競争したり、私と息子が競争したりして遊んでます。いつも私は負けてますが(笑)
トランポゾーン



トランポリンをしながらバスケットボールをしたり、ゲーム画面を見ながらトランポリンをしたりと、いろんなトランポリンが設置されているエリアです。
タイトーデジタルスポーツ


デジタルとスポーツを融合させたアトラクション。ボールを蹴ったり投げたりして当てるインベーダーゲームを、いつも家族3人で楽しんでます。
アスレチックメイズ


様々な遊びアイテムが散りばめられた入り組んだ迷路で、ボールやシューティング、滑り台など仕掛けが豊富な巨大アスレチックジム。うちの息子はシューティングがお気に入りのようです。
ストリートバスケ

ノボルトの「ストリートバスケ」は、みんなでワイワイ楽しめる「スポーツアクションゾーン」に含まれるアトラクション。王道スポーツから新しい面白スポーツまでを楽しめるこのゾーンは、キッズプラン(3歳以上で身長110cm未満または体重20kg未満が対象)の利用可能遊具の一つに指定されています。
ターゲットボール

2チームに分かれ、制限時間内にどちらが的に多くボールを当てたか競うゲームです。
3人卓球ピンポンポン

3人で勝負できる卓球台。妻と息子と家族3人でいつも楽しんでます。
ノボルトカフェ



ノボルトでのアクティビティで汗を流した後は、施設内にある「ノボルトカフェ」でゆったりと休憩が可能です。素材にこだわったファーストフードを提供するカフェで、軽食からスイーツ、ドリンクまで豊富に揃っています。
500円で利用できるドリンクバー(飲み放題)もあり、遊んでいる途中にドリンクバーを利用して休憩し、リフレッシュして再びアトラクションに戻るのに最適です。
食事メニューでは、こだわりパンとジューシーなソーセージを使用した一番人気のホットドッグや、店内仕込みのバターチキンカレーが提供されています。さらに、最大10枚までパティを追加できる「NOBOLTバーガー」も注目です。カフェは単独での利用も可能で、3歳以下を対象としたベビーエリアに隣接しているため、小さなお子様連れの親御さんも見守りながら安心して休憩できる設計となっています。
ノボルト周辺のおすすめのホテル

ノボルト周辺でホテルをお探しの方へは、車で10分くらいに位置する「ザ・レジデンシャルスイーツ福岡」(福岡市早良区百道浜)をおすすめします。
特に家族旅行に選ばれるコンドミニアムホテルで、全室が44㎡以上という贅沢な広さを誇り、まるで暮らしているかのような快適さを追求した設備が魅力です。
それでいて、けっこうリーズナブルなお値段で泊まれるので、かなりコスパの良いホテルです。
こちらのホテルについても記事を書いてますので、ぜひご覧ください。
利用者の口コミからわかるノボルトのメリット・デメリット
実際にノボルトを利用した方々の声からは、施設の持つ魅力と、事前に把握しておきたい注意点が見えてきます。
ノボルトの魅力(メリット)
- 天候を選ばない最高の遊び場: 屋内施設であるため、雨や暑さ、寒さといった天候に左右されず、いつでも快適に身体を動かせる点が好評です。
- スリルと運動量が充実: 高さのあるアスレチックやクライミングはスリル満点で、体力のある学生や大人の運動不足解消をサポートする可能性があります。
- 家族全員で楽しめる多様なコンテンツ: 幼児から大人まで対象年齢が幅広いアトラクションが揃っているため、家族や友人、カップルなど、様々なグループ構成で楽しめる施設だと評価されています。
- 2時間では足りない満足度: 施設内のアトラクションが充実しているため、「2時間では遊び足りなかった」という意見が多く聞かれます。
知っておきたい注意点(デメリット)
- 料金が比較的高め: 複数のプラン料金や専用ソックス代を合算すると「料金が高め」と感じる方もいるようです。
- 混雑時の待ち時間: 土日祝日や学校の休暇期間など、混雑時には人気のアトラクションで順番待ちが発生する傾向があります。
- 受付と準備に時間がかかる可能性: 混雑時、入場受付に時間を要することがあります。特に土日祝日は、予約をしている場合でも利用開始時間の30分前には受付を済ませるのが望ましいとされています。
スムーズに楽しむための予約と混雑対策
事前予約と当日券について
- ウェブ予約を推奨: ノボルトは事前予約を推奨しています。予約はWebketという予約システムを通じたウェブ予約のみで、電話での予約は受け付けていません。
- 当日券の傾向: 平日は当日券が購入できる可能性が高いですが、土日祝日は開店から14:00までの入場分が昼過ぎには売り切れることもあるようです。
当日の持ち物とルール
- 利用同意書: 18歳未満のお客様、特に保護者の同伴がない中高生は、保護者のサインが入った利用同意書を必ず持参する必要があります。
- 服装: 動きやすい服装(運動着)とスニーカーなどの運動靴で来場してください。靴下は指定の専用ソックス(初回購入/再来時は持参)が必要です。
- 飲食物の持ち込み: 衛生上の理由などから、蓋つきのドリンクと離乳食のみ持ち込みが可能です。その他の飲食物は持ち込みできませんのでご注意ください。
まとめ
福岡にある屋内型アスレチック施設「ノボルト」は、雨の日でも体を思い切り動かせる楽しいお出かけ先です。年齢や身長に応じたゾーン分けがしっかりしているため、初めての子どもでも安心して遊べます。安全管理やスタッフのサポートも丁寧で、親も子も安心して過ごせる点が大きな魅力です。
うちでは、息子が4歳のときから連れて行ってますが、回を重ねるごとに、遊べるアトラクションも増えてきて、子どもの成長も感じることができています。まだ体験されていないご家族には、ぜひ足を運んでほしいスポットです。